千駄木マド

千駄木マドの建物は明治末に建てられたと聞いています。

昨年までの15年は和会席の店として使われていましたが、老朽化という理由でその役目を終えようとしていました。

その話を耳にして、見るだけでも!と押し掛けたのが2016年の年末。

表の窓や、随所に残る和の趣、使いやすそうなプランに一目ぼれして今に至ります。

画像はS22年の航空写真です。中央の焼け残った街区のほぼ中心にあるのが千駄木マド。

戦災を免れた家々も今はほとんど建て替わっています。

そんな中に少しでも昔の記憶がよみがえる場所を残せたらと願ってスタートしました。

この家を訪れた時、表に並んだ洋窓がとても印象的でした。

それまでは塀と植栽に隠れていた窓が通りに顔を出しただけでグッと親しみを感じたのです。

長く千駄木の歴史を見守ってきたこの場所が、街と人、人と物を繋ぐ小さな窓口になったらきっと楽しい。

そうして「マド」が名前になりました。


2017/5/28。千駄木マドは開きました。このマドを目印にお越しください


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